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マンションなど共同住宅での震災復旧工事部分事例

東日本大震災後は、通常行われる修繕の工法ではあまり行われない修繕が数多く採用されました。ここでは、なかでも特徴的な工法を取り上げます。

画像をクリックしますと拡大します。拡大画像の左右にある「>」ボタンで次工程の写真を表示いたします。

玄関ドアのカバー工法による交換(震災による影響で開閉が困難となったドアの交換)
玄関交換工事カバー工法工程1 矢印、工程の順序を表記してます 玄関交換工事カバー工法工程2 矢印、工程の順序を表記してます 玄関交換工事カバー工法工程3 矢印、工程の順序を表記してます 玄関交換工事カバー工法工程4

施工前

壁が大きくひび割れ、玄関ドアが押されて開閉が困難になっている状況です

ドア枠の矯正

歪んで開口が狭くなっているドア枠を矯正し、有効開口幅を確保します

ドア枠の新設

専用の枠材で、現状の有効開口幅をできるだけ大きくとることができます

施工完了

完成です。フィルム化粧により、より原状に近いデザインにしております

アルミサッシのカバー工法による交換(震災により開閉が困難となった窓の交換)
窓交換工事カバー工法工程1 矢印、工程の順序を表記してます 窓交換工事カバー工法工程2 矢印、工程の順序を表記してます 窓交換工事カバー工法工程3 矢印、工程の順序を表記してます 窓交換工事カバー工法工程4

施工前

壁が大きくひび割れ、アルミサッシ枠が歪み、開閉が困難になっている状況です

サッシ枠の矯正

歪んで開口が狭くなっている枠を矯正し、有効開口幅を確保します

窓枠の矯正・新設

室内側の窓枠を矯正または交換します。内装工事が必要な場合があります

施工完了

完成です。腰高窓でもテラス窓でもカラーも柔軟に対応できます

外壁の大きなひび割れ補修
ひび割れ補修工程1 矢印、工程の順序を表記してます ひび割れ補修工程2 矢印、工程の順序を表記してます ひび割れ補修工程3 矢印、工程の順序を表記してます ひび割れ補修工程4

マーキング

大きくひび割れた部分の形状に沿ってはつり取る部分に印を付けます

はつり取り撤去

ひび割れた部分を大きめにはつり取り、エポキシ樹脂で固定します

SUS製ワイヤー補強

ステンレス製のピンと、ワイヤーで縦横に張りめぐらせる補強をします

補修完了

樹脂モルタルを充填します。この後、表層の素地調整を行い、塗装作業へ進みます

補修跡の目立たない補修個所の塗装仕上げ
マスチックパターン付け塗装工程1 矢印、工程の順序を表記してます マスチックパターン付け塗装工程2 矢印、工程の順序を表記してます マスチックパターン付け塗装工程3 矢印、工程の順序を表記してます マスチックパターン付け塗装工程4

塗装補修前

補修跡が大きい場合、事前に表層の凹凸や歪みを削りとり、平滑に仕上げます

パターン付け塗装

マスチックローラーを使用し、同じようなパターンを付け、周囲の模様に近づけます

パターン付け完了

周辺の模様に合わせつつ、少しずつぼかしながら、自然な模様にします

補修完了

既存の色に合わせた塗料で上塗りをし、補修跡が目立たない塗装補修の完成です

エキスパンションジョイントの交換
エキスパンションジョイント交換工程1 矢印、工程の順序を表記してます エキスパンションジョイント交換工程2 矢印、工程の順序を表記してます エキスパンションジョイント交換工程3 矢印、工程の順序を表記してます エキスパンションジョイント交換工程4

破損状況(施工例1)

外壁側が外れ剥落してしまった状況です。地震の大きさがわかります

完了状況(施工例1)

新しい金物に交換しました。現行品は若干スリムになる傾向になります。

破損状況(施工例2)

こちらは廊下側です。床面の破損は通行者の安全にも関わります

完了状況(施工例2)

新しい金物に交換しました。カラーは選べますので部分階の修理が可能です